避けられない出会い

先日、ふと出会ってしまった。

 

シュークリーム、エクレア、クリームパン、クリーム入りたい焼き、、

 

とにかく甘いものが大好きな私は、その中でも特に、

 

カスタードクリームが大大大好きだ。

 

出来ればシュークリームの皮は要らない。

ダブルクリームだと贅沢感を出されても、ホイップクリームで、かさ増しはいけない。

エクレアも少しのチョコだけ残して皮は要らない。

クリームパンもパンは要らない。

たい焼きは必ずあんこではなく、カスタード一択だ。

ちなみにしっぽから行く派だ(聞いてない)

(勿論、ちゃんと全体を美味しく頂きます。)

 

製造者の方々には大変申し訳ないのだが、私はカスタードクリームを摂取したいのだ。

(ここだけ聞くとヤバい奴感が否めない笑)

 

前置きが長くなったが、そんなヤバい奴=私は、ずっとそんな果実は無いだろうかと探していた。

一つは過去に見つけている。

 

実際にこっそり栽培しているポポーだ。

知る人ぞ知る、このポポーは『森のカスタードクリーム』という異名を持つ。

 

知った時は衝撃だった。

森の?

カスタード?

クリーム?

 

何ぃ?

そんなのある訳、、、。

 

「これ下さーい」

 

そこに迷いなど無かった。

木にカスタードクリームがなるのだ。

迷う暇など無い。

ただただ「食べなきゃ気が済まない

そんな純粋な食欲が私を支配し、購買意欲をすっ飛ばして食欲がレジまでポポーの苗を運ばしていた。

 

ここで問題が。

 

出回っているポポーの苗はまだ希少でまだ小さく、

実が出来るまでに数年かかる。

食べるまでに何年も待つのか。

待つのもいいが、正直今生産している農家から仕入れて食べた方が明らかに早い。

味が知りたい。

カスタードクリームを摂取したい。

天然のカスタードクリームを摂取してみたい。

抑えられぬカスタード欲に日に日に私は支配されていた。

 

また、このポポーは実は日本にバナナが入って来るまで日本で広く栽培されていた経緯がある。

なぜ廃れたかというと、一番に『日持ちの悪さ』だ。

とてもデリケートな果実で、色もすぐに黒ずみ、見た目が悪くなる。

今の市場じゃいくらウマくても、見た目が悪けりゃ売れない、日持ちもしないのでは、仕入れる販売者もリスクだ。

 

そんなんで、見事に扱い易さ、売り易さ、食べ易さの揃ったバナナに取って代わられた過去がある。

今となっては『幻の果実』となっている。

 

生産が出来ればいいだろう。

ネックは時間だ。

 

他にも実はかなり面白い果実を見つけてはいるのだが、それは追々。

 

んで、このポポーに悶々としていた私の目の前に現れたのが!

 

『ペピーノ』であった。

 

うたい文句は

『王族の愛した味!』

『ロイヤルカスタード』

『畑のカスタードクリーム』

 

。。。

 

畑の?

カスタード?

クリーム?

ロイヤルカスタード?

 

おいおい、どんなカスタードだよ。

どんな味なんだよぉぉぉぉぁぁぁぁぁああああ!!!!

 

「これくださーい」

 

もう一度言う。

迷いなど無いのだ。

カスタードを摂取したいのだ。

それだけなのだ。

 

子供の目の様なキラキラした目でレジに並んでた事だろう。

そんな何が嬉しいのかわからないキラキラした目のいい歳した男の姿に店員さんは恐怖すら覚えただろう。

 

そんなことは気にしている余裕など無かった。

あったのは『カスタードを摂取できる』という胸の高鳴りだけである。

 

このペピーノ。

見た目の様に、トマトの仲間、茄子科である。

白い肌に、紫の斑が入り、熟すとカスタード色に変わってくる。

その姿、神々しさすら感じる。

伊達に王族に寵愛されてはきておらぬなっ。

 

はっきり言おう。

味は見事なカスタードっぷりだ。

カスタード好きな私が言うのだ。

カスタードに人一倍うるさい私が言うのだ。

この子は確かにカスタードだ。

 

遂に出会ってしまったのだ。

夢の様な出会いであった。

君を探してたのだよ。

ペピーノ。

 

これから面白い展開を考えている。

ペピーノ、力を、カスタードを貸しておくれ。

今こそ君のカスタード力を世に知らしめる時だ。

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