ANGELSプロジェクト

それは、

熱海次世代特産品発掘プロジェクト

Atami

Next Generation(次世代)

Excavate(発掘)

Local Specialties(特産品)

このそれぞれの頭文字をとって、

ANGELSプロジェクト

と名付け、立ち上げました。

 

中でもこだわりがありまして、

それは、あえて次世代の特産品を

『開発』Develop

ではなく

『発掘』Excavate

としているところです。

 

これは、私の手がけるプロジェクトの根幹が『農業』であるからして、

「土から掘り上げる」という意味の強いExcavate(発掘)という

言葉が適切であろうとの想いから、あえて選びました。

 

また、この流れの早い時代に目先ばかり、新しいものばかりに意識と目が行きがちですが、

そんな激流の時代の最中、

見落としてきたもの、

忘れて去られてきたもの、

気をつけて見ないと気付けなかったもの、

耳を傾けないと聞けなかったもの、

自然と失われてきたもの、

そんなものが世の中にはたくさんあるように私は思います。

 

例えば、このANGELSプロジェクト第一弾である熱海レモンにつきましては、

『日本にレモンが伝わったのが1873年(明治6年)

旅行中のイタリア人が熱海の旅館の庭に植えたのが始まりと言われている。』

引用→ https://ja.wikipedia.org/wiki/広島レモン#cite_note-dash0324-5

 

このように、熱海には既に『ある』のです。

これから熱海市において、縁もゆかりもない新たな特産品を開発していくのではなく、

実はもう既にそこにあった、あったのだけど忘れていた、見逃していたような事にもう一度焦点を当て、

『掘り起こす』ことに力を入れて行きたいと私は考えております。

 

このレモン日本発祥の地、熱海

これ、熱海でブランド化出来るのでは?

これだけで十分、熱海でレモンを生産する理由になりうるのではないか?

それほどまでにこの熱海レモンには十分な威力があると私は思っております。

 

まさに灯台下暗し

 

今一度逸る気持ちを抑え、立ち止まり、今既に手元にある資源を見直す足下を見直すという意味も込めております。

 

そもそも、なぜこのプロジェクトを立ち上げたのかと申しますと、

理由は二つあります。

一つは、熱海市に住んでいる方に「熱海の特産と言えば?」という問いを投げかけてみると、

「干物?」「ダイダイかな?」「特産品ってあるの?」

という確信を持って答えられる方は少なく、私自身も幼少期の記憶では

家の周りにミカンの木がそこら中に植わっていたのは覚えておりましたが、

熱海にUターンで帰ってくるまで、熱海の特産など知りませんでした。(お恥ずかしい限りです)

 

そこで、熱海市で農業をもう一度再興させる為には、

生半可ではない強烈な一手が必要だと、

熱海市の農業はもう既に、そんな極限の状況にまで来ているとの危機感から立ち上げました。

 

二つ目は、熱海市においてこれから「今まで通りの農業」では、

衰退の一途を辿るであろう事は、データからも、

先人の方々自らが体験されてきた事からも、容易に想像がつきます。

 

ではどうするか?

『持続可能な農業』『発展可能な農業』『勝てる農業』

をこれからは展開して行かなければならないと考えます。

 

具体的には?

『一時的な作物で得る一時的な収益ではなく、環境的にも収益的にも持続可能で、

再生産可能な、作物生産による農業』

『私一人だけの取り組みではなく、街全体に発展させる価値のある、

また街全体で生産、販売を後押し出来るような生産する意義のある作物の生産』

『想いだけでは飯は食えず、しかし想いも乗らない作物を生産する気は毛頭無い。

想いも大事にしつつもその想いの乗った作物に価値を感じて頂ける未だ見ぬお客様に、

選んで頂けるよう戦略的に他製品と差別化をはかり、しっかりと収益を確保出来る勝てる農業を。』

 

だから、ANGELSプロジェクトで強烈な一手を。

まずは足下を見直し、掘り起こし、今ある資源の活用から。

 

以上の想いから、このプロジェクトを立ち上げました。

私が農業界で生き残る為に。

熱海の農業がこれからも存続していく為に。

 

 

【最後に】

今回ご紹介したANGELSプロジェクト第一弾の熱海レモンは、

ほんの序章。

突破口に過ぎません。

実は既に第七弾まで仕込んでおります。

これは、適切な時期に随時お知らせして行きたいと考えております。

お楽しみに!