新時代のマクアケ

ついに形になった

つい先日の事だ

うちの四ツ溝柿が今年も無事旬を迎え、そのお知らせがてら紹介をしていた

すると、本当に柿がお好きなのだろう

毎度素敵な反応を頂く“とある方”からまた反応を頂いた

確かに、成長段階からのお知らせに、その反応からは柿が本当にお好きである事はその時からよく理解していた

そこで、収穫のシーズンとなりご紹介を放つ

待ってましたと言わんばかりのご反応

実は内心では思っていた

こんな方の元に優先的にうちの柿をお届けしたい

お召し上がり頂きたい

お楽しみ頂きたい

本当に真にそれを好きな方の元に旅立つ作物達は、旅立つ前からもう既に幸せが決まってるのだ

こんな幸せな送り出しはないと思う

「行ってらっしゃい、あなた達はもう幸せなんだよ。大切に、楽しく、そして美味しくお召し上がり頂ける事がもはや約束されていると言っても過言ではない方の元に辿り着く事が出来るのだから。まだ届いてもいないのにもうワクワクさせてしまっている、もう楽しみにさせてしまっている、もうあの方の頭の中はあなた達でいっぱいなんだ。その期待に存分に応えるべく胸を張っていってらっしゃい!」

ってね

、、、

と、これはあくまで今やどこにでもある“消費者であるお客様と生産者”の間柄

何も珍しくはなくなったわけだ

そんな時代だ

そこでだ、今回の本題に入る

そんな時、その方の普段から柿好きは前述の通り重々知っており、無性にお届けしたくなったのだ

普段からご反応を頂けており、何気ないやりとりもしており、顔の見える消費者ではないが、もはや決して他人ではない様なこの時代特有の距離感

とにかくお届けをしたくなった

だがこれはあくまでこちらの都合

ただ届けたいから買って下さい!は違う

純粋にただただ楽しんで欲しかった

普段の触れ合わぬ触れ合いから伝わる人柄

顔も直で見たこともないのに浮かぶ笑顔

それをうちの柿を通して溢れさせたかった

それが出来るという確信がどこかあった

もう、送るよね

個別メッセージでも連絡をさせて頂いた

『送ります』って

すると、思いもよらぬ返答を頂いた

実は、生産者同士で今盛り上がりを見せている「生産物の物々交換」を横目に、消費者の方からしたら購入というお金を通した交換手段しか持ち合わせていない為、羨ましくも感じ、また少し蚊帳の外感も感じて寂しさも感じていらっしゃったと。

衝撃だった

なぜ今までそこまで汲み取れなかった?と後悔に似た感情に頭を殴られた

更にだ

またしても思いもよらぬご提案を頂いた

“頂いた作物で何か作ってお返しが出来ないか”と

これは全くのノーマークだった

この方は私が大の甘党との事も、スイーツ大好き人間である事も過去の度重なるやりとりからご存知で、また、自身がお菓子作りが得意という事もあり、それで物々交換が出来ないかとおっしゃるのだ

何度だって言うが、私はお菓子を作れる人は神様だと思っている

これは受けない手は無いだろうと即決

スイーツ食べたい

お菓子食べたい

ましてや自分の手掛けた作物から出来たお菓子だ

それが人の手を介して返ってくるのだ

ロマン過ぎるだろ、と

物々交換?いやいや、スイーツ信者の私からしたら明らかにグレードアップしてんだろ、どうしたよ?と

お菓子神様との神聖なるトレードだよ全く

最高かよ、と

何気ないやりとりから始まったこのストーリーではあるが、あらゆる曲面を適所に迎えていなかったら辿り着かなかったこの世界線だ

ここに我々は辿り着けた

ご縁と時代が後押ししてくれて

生産者と消費者の壁というのは、あるようで無いのかもしれない

互いの少しの理解、少しの勇気を手に、互いに一歩進み歩み寄る事で壁なんてそもそも無かったんだとわかった

すぐに手を繋げたじゃないか

壁があったら繋げて無いじゃないか

それはつまりは無かったという事の証左

それを壊せる匂いがしたんだ

こんがり焼けたクッキーの様な香ばしい香りだ

ほんのりと香るうちのレモン🍋がまたいい演出を醸してる

まぁ、前にスイーツ談義で盛り上がった時点でもう手は繋がってたのかもしれない

物々交換もいい

しかしそれが必ずしも作物同士でなくても可能なはずなんだ

そこに生産者と消費者の互いに繋ぐ手はあるのだと思う

心で繋がっていれば

生産者と消費者のありもしなかった壁の証明と、新たな時代の幕開けをここに記す

(なお、今回あらゆるご配慮を頂き当園から柿はプレゼント、レモンは別途ご購入を頂き、そのレモンをふんだんに使って送り返して頂けた。柿から始まった物語だったが、少々変則的な部分はあれど、これは当園がレモン🍋がフラッグシップでありかつ誇りとしている事への多大なご配慮があったと認識している)

Special thanks

Dear “茶太郎”様