この小さな小さな黒い生物
ご存知の方は少ないのでは?
そもそも、見たこともない方が多いはずだ
それもそのはず、梅の木などにたかるカイガラムシを捕食しにやってくる益虫(害虫を捕食してくれる虫)だ
当園では生物植物多様性の上の正常なバランスを大切にしており、害虫もいるが、彼らの様な益虫も勿論いる
必ずパンデミック(爆発的被害拡大)にはならないのがこのバランス上ではあり得る話だ
とある自然から区切られた特殊な環境下ではパンデミックは容易にあり得る
それは、自然界では必ずバランスが取れるように仕組みが出来ているのを、区切る事によって特殊な環境を作り出してしまうからだ
一般に例えるならば、換気のしない風呂場など想像にた易いだろう
絶好の赤カビなどの繁殖条件が整っているので夏場などには気温、湿度、栄養が豊富にあり、爆発的に繁殖をする感じだ
それを自然環境下でと広げると、特殊な環境下でしか発現しない病気、害虫がパンデミックを起こす
そのために、対策として農薬で殺菌、殺虫が必要となというメカニズムだ
何が言いたいかというと、別に農薬を批判するモノではない
必要があるから存在し、必要があれば使用すればいいだけの話だ
人智の結晶ともいえる化学技術の賜物を利用しない手はないだろう
それだけの話だ
ただ、当園は必要が無いから使用しないだけの話
誰しも批判されれば腹が立つだろう
必要なのは批判じゃない、共存、理解だ
自然界には古来より全ての答えがあるのだ
そこに答えがある事を見出し、理解し、利用しているに過ぎないのだ
そう、それは自然界において当たり前に行われてきた害虫と益虫の関係の様に