希少種で変種

実は、、、

 

以前から密かに探していた植物がある。

 

その名は

 

シチトウエビヅル

 

、、、、なんのこっちゃ?

 

簡単に言うと伊豆七島にて固有の進化を遂げた野生のブドウだ。

だから、シチトウエビヅルって名前。

 

ある、柑橘畑の草刈りをしていた時だった。

燃料が切れエンジンが止まり、肩から草刈機を降ろし、「ふぅ」と一息つきながら上を見上げた時だ。

バーン、、、!!!

 

高くそびえる生け垣に豪快にかつ大胆にツルが絡まっている。

 

『また、引っ張り合いでも始めますか。』

 

いつも大体途中でツルが切れて、私が尻餅をつく羽目になるのは目に見えている。

 

『ちょっと待てよ。何か実が付いてるな、、、』

『、、?どこかで見た事のある葉だな、、、』

 

『、、、!!!??』

『もしや!!!』

 

すぐさまインスタに投稿。

そしたらすぐに、いつも私の好奇心をくすぐり過ぎる垂涎モノの投稿で一方的に私が絡みまくっている、品種改良のマニアックな専門家の方がコメントをくれた。

 

『シチトウエビヅルのようですね』

と。

 

宝物を見つけた気分だった。

童心に返った気分だった。

子供の頃、河原でキレイな石を見つけた時の感覚に似ている。

和やかな高揚感。

 

ついに見つけたのだ。

 

見つけてしまったのだ。

 

野生の、しかも変種なのだ。

世界を探してもここにしかないのだ。

それが、たまたま目の前にいるのだ。

興奮しない訳がないだろうよ!

 

 

 

んま、時折近辺を散策していると、山の中にひょっこりはえてたりするけどね。

それはそれ。

 

着色しだして来たキレイな房を撮影しようと、少しツルを引っ張ったら途中で切れてしまった事は内緒だ。

 

これ、将来面白いことに使えそうなのよ。

 

しばらく繁茂させとこ。