畑の仲間達の紹介

今回は一緒に畑仕事を頑張る『畑の仲間』のご紹介しようと思う。

 

彼女(おそらくこの時期に巣を作り始めたばかりの女王蜂と思われるのでこの表現)は、実に働き者で、毎度頭が下がる思いだ。

 

この時期、美味しく柔らかく食べやすい柑橘類の新芽を食べに蝶系の幼虫が良くつく。

 

レモンだとまずアゲハ蝶は必ずいらっしゃる。

 

葉の上にチョンと産まれた卵がかえり、せっせと葉を食べ進むそんな幼虫を狙ってアシナガバチスズメバチたちは一枚一枚の葉の裏までよーく見周りに来る。(これがまた、非常に念入りに行われているから凄い)

 

彼女らの獲物である幼虫のイモムシを見つけ次第、捕らえ、何度も何度も噛み、前脚を器用に使いクルクルと回し、 肉団子に仕上げて行く。(中には違う種類の蜂の幼虫のみを襲う種類もいるらしい!)

 

 

丁度、その場面に運良く出くわせたので邪魔をしないようにそっと撮影した。

噛みながら、前足でクルクルクルーと。

 

 

おかわり、、、、

いや、おわかり頂けるだろうか。

おそらくこの肉団子のサイズは、この蜂(モンスズメバチかな?)の巣穴の直径にピッタリに仕上げられているはずだ。でなければ入らないからだ。

 

きっとこのサイズ感に仕上げるには個体に備わった本能だろうが、女王自らが巣を作っているのだから、何個も巣穴を作っているうちにさすがに慣れて理解しているのかもしれない。

 

おっちょこちょいな女王がいたら、一旦作った肉団子がサイズオーバーで巣に入りきらず、また作り直す個体とかいるのかなぁ。いたらかわいいな。「いっけなーい!大きく作り過ぎちゃった!てへっ!」みたいな。いないか。

 

この撮影後、見事な球状に仕上げ、満足そうに大事に抱えて巣に帰っていった。

 

こんなに近くで見たのは今回が初めてだったが、あまりの手際の良さに見とれてしまった程だ。

一度も手を止める事も無く、動きに一切の迷いを感じなかったのだ。

 

それはもう、職人の域であった。

職人のそれだった。

 

そんな、うちの職人ママ(女王だからクイーン?)の紹介でした!

 

 

 

 

もっと紹介したい仲間がいっぱいいるなぁ

まあ、それは追々。

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